
先日、バレエ公演を観に、上野の東京文化会館へ行きました。東京文化会館は、前川國夫氏設計、日本初の本格的なコンサートホールです。
向かいのル・コルビュジエ設計の西洋美術館と併せて、学生の頃から何度も外からその建築を眺めたことがありましたが、中には一度も入ったことがありませんでした。
バレエを観るのも初めて、加えて出産後子どもを預けて友人と出かけるのも初めてで、いろいろな初めてが重なりとても楽しみにしていました。演目はクリスマス時期の定番、「くるみ割り人形」で、非日常的な美しい舞台にとても感動しました。
バレエも素晴らしかったですが、建物もとても印象的なものでした。初めて入った内部はロビーも広々としており、客席は舞台が近く感じられるような六角形型ホールでした。あまり前の席ではなかったですが、それでも演目にちゃんと集中できました。
コンクリート打放の外壁も改めてみると、昔の建築ならではの重厚感がありつつも、まわりのイチョウ並木との黄色の対比がとても良かったです。
是非また行ってみたいなと思いました。
(T・M)